愛媛県 松山市 保健・医療・福祉、社会教育の推進、まちづくりの推進文化・芸術・スポーツ、環境の保全、災害救援、国際協力、子どもの健全育成、NPO支援

メールでのお問合せはこちらから

TOPIC

介護技術を学んでの感想 その4

2012/09/07 18:16  カテゴリ:ありがとうの声

 平成24年8月に終了しました職業訓練6月コースの受講生の方から感想をいただきました(その4)

   

私が介護の道を進みたいと考え始めたのは、以前の仕事で私が最も尊敬していた先輩がその仕事を辞められた後、介護関係の仕事に就職された事に始まります。その人はすごく人間好きな人で、転職前よりずっと生き生きした笑顔で、充実した生活をされていました。当時の私は、その姿に素直にあこがれていました。
その後、私も体調を崩し、やむを得ず仕事を辞める事になってしまいましたが、その時になって初めて私の心に介護という選択肢が現れました。仕事をするなら、やっぱり人様のお役に立てる仕事がしたいと考えていた私にとっても、介護は未知の世界であり、不安もありましたが、知り合いからの助言もあって、ハローワークから御紹介を頂き、この講習を受けさせていただく事になりました。
講義の時は、とにかく試験に受かりさえすればなどと、今にして思えば甘いところがあったと反省しきりです。自分の既に持ってる知識に対する過信もややあったかもしれません。誠に申し訳のない話ですが、座って授業では強烈なまでの眠気を抑えきれない時もありました。
危機感に乏しい事を痛感させられたのは、まさに実技が始まってからでした。それも後半以降でした。まじめに取り組んでいるつもりでも、心の中にはまだまだ甘さや軽さが残っていたのだと思います。
運動神経に自信のない私には実技を覚える事がかなり難しく感じられました。班分けの自己紹介では皆さんの足を引っ張ると申しましたが、全くその通りになってしまいました。高橋先生にも厳しい事を言われ、同期の皆さんにも迷惑を掛け、自信を失いつつありました。正直言ってもう駄目かもしれないとすら感じました。
そして案の定というべきか実技試験に落ちてしまいました。まあ、とりあえず自分がバカだから仕方ないよね、などという思いでおりました。しかし、高橋先生は皆がこの講習を無事に修了できるよう、必死にご指導してくださっていました。ご自身の職責を賭け、夜の遅くまで私たちの訓練につきあい、丁寧に教えて下さいました。本当に私たちが立派な介護者となれるよう心を砕いておられました。
そして、ともに学んだ仲間たちも私が覚えられるように一生懸命教えてくださいました。時には厳しい事も言ってくれました。朝は早くから、夜はもう帰ってもよい時間なのに遅くまで練習に付き合ってくれました。周りのみんなが支えてくださいました。遅まきながら、やっとその事に気付かされました。私はこの時本当に申し訳ない気持ちと、情けない思いでいっぱいでした。諦めるなどとんでもない。皆の心からの支えに感謝し、何としても合格をつかみ、応えていかねばならないと思いました。私は松山に家族のいない一人暮らしですが、その夜、友人にお願いして息子さんを相手に練習させていただきました。また、看護士の資格を持ち、介護の仕事をされている奥さんにもアドバイスを頂きました。私がしっかりと実技をこなせたかどうか、本当に心配し、祈ってくださいました。
自分一人でできた事ではない。多くの皆さんの助けがあったからこそ、ここまで来れたのだと、感謝しております。(まるでオリンピックの選手みたいな言葉ですが…)実習では大変なことも少なからずありましたが、それ以上に利用者さんと楽しい時を過ごさせていただく事ができました。利用者さんから感謝の声を頂いたり、訪問介護では全く知らなかった囲碁のルールを教えて下さったり、移動のバス内で楽しい会話ができたり、いい人達やいい機会に恵まれたと本当に感謝しています。実際に仕事をする時は、責任もあるしもっと大変になると思いますが、利用者さんのために出来る事があるというのは、一つの大きな喜びにつながるのではないかと感じています。
まだ、今はスタートにすぎません。これから仕事に就き経験を積んで、時間はかかるかもしれませんが、少しずつでも前に進んで立派な介護者を目指したいと思います。本当にありがとうございました。

前の記事: 記事一覧 次の記事: