20時00分から、2部が開始。小雨の中、中国ドラの合図に合わせて、アトムグループの中から選ばれた100名の中国体操を行うメンバーが櫓の周りに勢ぞろい。
この体操は、昨年の盆踊りのときには、27名での披露でしたが、今年は、100名という目標を立てて、それぞれの施設で選ばれたメンバーが、いくつかの施設に分かれて、練習を重ねてきました。
太極拳24式の中から8つの動きを取り入れ、それにダンスの要素をミックスさせて創作したアトムグループのオリジナルな体操です。
100名の参加を可能にするには、若い人だけでなく、各施設の責任者クラスの参加も大切と、今回は、幅広く、いろいろな方が参加しました。赤と白の衣装は、中国から取り寄せたものです。
見ていると、動きがゆっくりで、運動量はたいしたことがないように見えますが、これが、やってみると、かなりな運動量、太ももの筋肉痛に悩まされます。かなり汗をかきますので、ダイエット効果もあったと喜んでいるメンバーもいました。
実は、見ていた地域の人から、「是非覚えたい」というお声もいただきました。
中国体操の後は、メインステージで、ご当地アイドル『ひめキュンフルーツ缶』のライブが始まりました。どういう訳か、この時ばかりは、雨も止み、若い男性の追っかけ隊は、メインステージのすぐ近くに陣取り、振りやかけ声で、熱い声援を送り、ひめキュンのメンバーと一体となって盛り上がっていました。
それにつられるように、子どもたちや若い女性も一緒に手を振ったり、かけ声を出したりして楽しむ姿があちこちで見られました。。
20時20分から、主催者であるアクティブボランティア21の理事長と、来賓として来ていただいた中村剛砥部町長にご挨拶をいただきました 理事長からは、第5回の開催テーマである『とべっち 片恋しぐれ』に登場する、とべっちがひそかにあこがれたという『砥部焼き美人』についての紹介がありました。
皆さんは、ご存知でしたか。
ゆかた姿がよく似合って、まめで、素直で、働きもので、花も実もある器量よし、嫁をとるなら砥部焼き美人といわれるほどの女性のことです。
この砥部焼き美人に挑戦をしてくださったのは、砥部町にお住まいの大学生の原田智波瑠さんです。愛媛CATVのCMで、本人の素顔も出ています。
すばらしく変身しています。是非動画も見てくださいね。
さらに、3月11日におこった東日本大震災の被災者支援をいち早く開始したNPO法人らしく、『日本は一つ、がんばろう日本』の応援メッセージを届けましょうとの呼びかけも行われました。
(皆さんから届けられたメッセージは、まとめてアップしていますので、ご覧ください。)
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町長さんからは、あんばんまんに音頭があるように、『とべっち』にも音頭があればとのお話しをいただきました。。
実は、サプライズで、『とべっち音頭』を作っていたのです。作詞、日目大介、作曲、逸見佳子、歌、三好昭二、演奏、アトムバンドで準備していたのです
それに、踊りまで振付けていただいて、今回初披露させていただきました。
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如何でしたか?
来年こそは、みんなでこの『とべっち音頭』を踊りましょう。
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その後、来賓の方にお手伝いいただき、6,000個の御餅も撒かれました。
いよいよ2部の盆踊りが開始します。
27の踊り連のグループが、一つ一つ紹介され、地域の踊り好きな愛好者のグループ連から8団体の参加、企業連は5団体、踊りのプロである招待連は2団体、仮装連が8団体、職員連は、3団体、飛び入り連で合計27団体です。
仮装連の中には、芸者連や若衆連、凸凹連や、全ブス連・おかま一座という連もありましたよ。
どんな格好をしていたのか、踊りの輪の中から是非見つけてみてくださいね。
実は、踊り始めてから、8曲30分の盆踊りの間中、雨が降り続いていました。踊っている人は、びしょぬれで大変だろうなあと思っていた矢先のことです。
司会者から、『東北地方のお祭りでは、こんな雨で踊りをやめたりはしません。砥部町長も、この雨の中、踊ってくださっています。がんばろう! 日本! こうやって心を一つにして応援できる日本も、捨てたものではありません。
私も輪に入って踊ります。愛媛から、東北の被災地の皆さんに、この熱い思いを届けましょう。』と呼びかけられ、リクエストされた、翔べ砥部音頭と炭坑節の2曲が踊られました。
盆踊りには、先祖に感謝しながら、亡くなられた方を弔うという伝統的な文化がこめられていますが、3月11日には、地震や津波で大勢の方が亡くなられ、いまだに行方不明の方も大勢おられます。2曲のリクエストによって、そういう気持ちを思い起こすことができ、被害に遭われた大勢の方に思いを馳せることができました。
また、雨という悪条件が被災地の人を思いやるやさしい気持ちを呼び起こす引き金ともなって、踊る人、見ている人の感動を高めていました。
さらに、『とべっち 片恋しぐれ』のテーマの涙雨とも取れる雨が、傷ついた心をやさしく癒してくれるようにも感じました。
台風9号の影響があったとはいえ、すごく感動的な場面の再現に、ただただ感動してみとれておりました。
被災者へのメッセージ短冊は、雨でぬれるためただちに回収しました。
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